黙食、まだ続ける?
給食時、会話オーケー 福岡市教委が「黙食」見直し 保護者の声受け
福岡市役所=福岡市中央区で2019年2月24日、森園道子撮影
新型コロナウイルスの感染防止対策として子どもたちが会話なしで給食を食べる「黙食」について、福岡市教委は黙食をやめて「大声でなければ会話をしてもよい」とする内容の通知を、市内の小中学校と特別支援学校に出した。13日付。黙食を巡っては、子どもの発育への影響を心配する声が保護者から上がっており、高島宗一郎市長が見直しを検討すると表明していた。 【写真】同じ方向を向き…静かな給食の風景 市教委によると、給食時に机は向かい合わせにはせず、従来通り正面を向いたままとする。ただ、机の間隔を空けた状態であれば、児童らが食事の内容について感想を話し合うなどの際に、横を向いて話せるようにした。九州大の専門機関と相談し、対応を決めた。 感染者の減少に伴い、黙食の見直しを進める自治体もあり、千葉県や宮崎県が緩和する方針を示している。福岡県の1日当たりの新規感染者数は13日現在で417人と、21日連続で前週の同じ曜日を下回っている。【中里顕】
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